弊社は、現代表取締役石川勇夫が、10年余にわたる光学、 熱学の基礎研究と実務経験をもとにして、1963年4月に設立し、 これらに関する計測機器類の製造販売を開始いたしました。 幸いにも多くのご支援を賜り、また製品も漸次業界に認められ、 各方面よりのご要望もありまして、1967年4月より株式組織とし、 石川産業株式会社として発足いたしました。
当初は太陽放射エネルギー測定機器(日射計・放射計等)、 照明計測器(照度計・光学積分球等)の開発並びに製造を主力とする一方、 同年10月に貿易部門を設け、米国製測定機器の輸入販売を開始いたしました。 また、1970年には「イシカワ180°全天日射計」が気象庁規格計器として認定され、 これを機に茨城県結城市に新たに結城工場を建設し、標準製品の製造はもとより、 各方面のユーザーの皆様のアプリケーションに柔軟に、かつ迅速に対応すべく、 各種特注品や実験・製造装置への組込み等、 きめ細かいサービスが可能な体制作りを順次進めてまいりました。
現在では、熱・光の各種検出機器に加え、 その周辺製品の拡充をはかるため海外の優れた製品の導入も積極的にすすめ、 特殊熱電対(超極細・極低温・超高速計測等)や気相成長炉「透明電気炉(ゴールドファーネス)」、 製品素材や部品材料の研究に最適な超高温真空・ガス雰囲気炉「RED DEVIL」、 更にはそれら研究に必要な希土類元素・高純度金属及びデポジションマテリアルなどユニークな商品の開発や紹介を通じ、 諸官庁並びに各種研究機関、半導体製造現場等、 幅広い分野に製品を供給させていただいております。
また、2012年4月には風向・風速計メ-カ-である株式会社牧野応用測器研究所から株式譲渡を受け、これまでの太陽放射エネルギ-計測に加え、再生可能エネルギ-として注目されている風力に事業領域を広げ、環境の総合アドバイザ-を目指し、新製品開発に力を入れております。