概要
本器は、受光部に短波長放射の全波長に対しほぼ均一の感度を有するサーモパイル(熱電堆)を使用し差温を電圧信号として出力する検出器です。
船上の日射観測を行う場合に船体の動揺による影響を極力避けるよう受光部水平安定装置(ジンバル)を装備しています。
特長
受光素子に巻線型サーモパイル(熱電堆)を使用しているため全波長に対しほぼ均一の感度を有しています。
全天候下連続測定に適合する気密・防水構造です。(船上使用可)
受光部水平安定装置(ジンバル)付きです。
気象庁の業務委託機関である気象業務支援センターの検定を受けることが出来ます。
日射量測定範囲 | 最大1.5kW・m-2 |
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波長範囲 | 300~2800nm |
感度(定数) | 7~9mV/kW・m-2 |
受光素子 | 巻線型サーモパイル |
精度 | ±2.5%以内 |
応答時間 | 6秒(1/e) |
抵抗値 | 300~500Ω |
入射角特性 | 受光面に対し入射角(cosθ)0~50°で±2%、50~70°で±5% |
温度依存性 | ±0.2%/℃(-20~+40℃) |
ジンバル傾斜 | 30°以内 |
使用条件 | 温度…-20~+45℃ 全天候下連続(大気圧中、乾燥剤交換必要) |
重量 | 受光部…約1.5kg ジンバル…約10kg(共にケーブル含まず) |
符号 | 名称 |
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1 | 受光部 |
2 | 光学ガラスドーム |
3 | 本体 |
4 | 固定枠 |
5 | 底板 |
6 | 防水コネクタ |
7 | 外筒 |
8 | ジンバル環 |
9 | バランサー |
10 | 取手 |
11 | 防水コネクタ |