本器は、地上気象観測法に適合する全天日射を観測する感部です。
気象庁・観測部気象測器検定試験センターの検定が得られます。
水平面に入射する、直達日射および散乱日射の短波放射帯域(波長0.3~2.8µm)を2π立体角にて捉えます。
日射測定スケールは、世界気象機関(MWO)が定めた、世界放射基準(WRR)により、日射量瞬間値の単位:kW・m-2で計測します。
※1. 型式S-180の標準感度定数は 7mV(dc)/kW・m-2
※2. 太陽定数時の感部出力は9.674mV(dc) 太陽定数、1.382kW・m-2 通常は、この値が全天日射量の最大値です。
※3. 日射量積算値の単位:MJ・m-2。
全天候下連続観測に適する気密・防水構造です。水平設置が容易にできる水準器・調整ネジ付です。感部内の乾燥剤、点検・交換は簡単にできます。誘導雷・サージ電圧の保護回路付です。
日射感部はサーモパイルセンサーで光学的特性に優れ精度の高い観測ができます。
日射量測定範囲 | 最大1.5kW・m-2 |
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波長(短波放射) | 0.3~2.8(μm) μm=1000nm |
感度(定数) | (標準)7mV(dc)/kW・m-2 |
受光素子 | 巻線型サーモパイル |
応答時間 | 3.8sec(1/e) |
精度 | ±2% |
抵抗値 | 350~500Ω |
入射角特性 | 受光面に対し(cosθ) 0~50°/2%、50~70°/4% |
温度依存性 | -0.05~0.03/℃ 温度範囲 -20~+40℃ |
使用条件 | 周囲温度 -20~+45℃ 保存温度 -35~+65℃ 全天候下連続使用 |
外径・重量 | ベース外径、φ140mm 本体高さ、85mm(水平足含まず) 重量 約2kg(ケーブル10m含まず) |